撮影機材
まず,撮影に不可欠な架台ですが,望遠鏡を載せ,天体を追尾するマウント(赤道儀と言います)は5年ほど前に買った10万円弱のものです。赤道儀は,地球の自転に合わせて地軸と平行な回転軸を備えてかつ頑丈な精密機械なので過去日本製に定評がありましたが,最近は,外国製品に押され気味です。コンピューターで制御するのがごく普通になり,中国や台湾で製造されるものもよくできている(導入ソフトなど)感じです。そのためのパソコンとソフトも必要になります。カメラのレンズで撮影する,星野写真のためのポータブル赤道儀とビクセンのGPガイドパックもあります。
望遠鏡(鏡筒)は30年以上前に買ったお宝のペンタックス75EDHF(口径75mmの屈折式)と一昨年購入した20cmのシュミットカセグレン式(惑星撮影が主)と今年の11月に導入した13cmのニュートン反射式の3台です。 (2019年現在)
カメラは,Canon EOSkissX5(望遠鏡に取り付け)は赤外改造,星野写真用に富士フィルムのXシリーズ2台があります。惑星撮影用にCMOSカメラ,また最近星雲撮影のための冷却CCDも購入しました。光害カットフィルターでこのベランダからでも赤い星雲などを写すチャンスも増えました。とはいえ,毎月の新月期には,晴れれば車に積んで八ヶ岳や富士山麓方面で星撮りをしています。
はじめの頃は,写真をパソコンで加工して表現することに抵抗がありましたが,デジタルでは,画像処理なし(JPG撮影もすでに画像処理されている)ではあり得ないと気づいてからは,機材より様々なソフトウェアにお金をつぎ込む方がコスパが良いと考えています。