木星と土星の接近
12月21日に木星と土星が0.1°まで近づくという現象が起こりました。二つの惑星が黄道付近で並ぶのは20年に一度起こりますが,これほど接近するのは400年ぶりということで,果たして肉眼で分かれて見えるかどうか(視力大実験)といったプロジェクトも企画されたりしました。この4日前に,近くに三日月もあるということで,この冬一番の寒波も一息つきそうだったので,天体撮影の遠征がてら富士山と月と木星土星をワンショットに収める写真(山梨県忍野村から)も撮りました。21日は,勤務している学校で観望会を行いました。
思わず,パール富士(日の出や日の入りはダイヤモンド富士)を撮影しました。木星と土星を際立たせ,富士山も写るようにすると,三日月は,地球照で,満月のようになりましたが,雰囲気は出せたと思います。
22日に自宅で撮影した動画です。露出を変えて,土星の輪とガリレオ衛星がわかる画像をつなげました。このような次の接近は,2080年になるようで,20年後の2040年は,2°離れているみたいです。あと20年は生きているつもりですが,そう考えると桜を愛でることのように,感慨深いものがあります。