今期の火星
2020年は2018年の大接近に次ぐ火星の観測好機でした。10月5日にその最接近を向かえましたが,天候に恵まれたのは8月の前半くらいで,視直径が大きくなった9月はあまり良い日がなかったと思います。20cmシュミットカセグレンでとらえた5枚の火星像です。
8月4日。結果的にこの像がもっとも気流の良く,解像度が高かったようです。大きさが9月後半の半分くらいでしょうか。
9月9日。子午線の湾(アリンの爪)が正面に,極冠も輝いて火星らしい像です。
9月18日。大シルチスが右側に。模様はわかりますが,無理矢理強調した感じです。
10月1日。シレーンの海と太陽湖の模様がわかりますが,どうもぼやけています。
10月13日0時過ぎに撮影。やはり,上空の偏西風が強まって解像度はあがらないです。中央は太陽湖からペルシャの海。