望遠鏡つくりと天体観測入門教室

8月17日と18日の2日,高津区文化協会(川崎市のNPO法人)の「夏休み子ども1日体験教室」の1科目として,天体望遠鏡キットの組立と月や天体の見方を学ぶ実験教室を行いました。毎年応募者が多いのは,望遠鏡をつくることが付加価値になるためだと思いますが,月のクレーターを見ることを目標に,星座のギリシア神話など,学校のカリキュラム以外の内容も盛り込んで,星や宇宙好きを広めたいと思っています。


望遠鏡は,星の手帖社の組立望遠鏡15倍というキットです。思ったより大きく見える(視野が狭い)ことと,ピント合わせが必要なこと,特に景色が逆さまに見えることが(ここがハードルが高い)難しさになりますが,今はこのようなアナログ体験がとても大切だと思います。太陽に向けないように,注意するところですが,このところ天候が不順で曇り空の景色で見え方をチェックしているところ。

 

 

外箱には,10分でできるとありますが,接眼レンズの組立など複雑な部分,仕上げでシールを貼る部分など根気よく取り組む必要もあって,つくるのに30分以上かけています。

接眼レンズ

3種類のレンズを正しく組み合わせるところが難しい。

 

 

 

 

小学校5年で習う月の見え方は,難しい項目のようです。ボールと懐中電灯で実験したりしますが,やはり実際の空で何日も観察するのが一番だと思います。昔の人にとっては当たり前のことだった。という旧暦のことは必ず話します。また,最後に星座神話でもっとも劇的なペルセウスのメドゥーサ退治の物語を映画「タイタンの戦い」の抜粋を見てもらって,興味が湧かくようにしています。

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