宇宙背景放射の温度ゆらぎの図(WMAP)を球体にしてみました。

現在のビッグバン宇宙論で,その直後のようすを示す宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の画像を,立体的に球面で示してみようと,簡単に言えば世界地図を地球儀にするのと同じことをやってみました。

WMAPによるCMB

現在,宇宙は5%の物質(星や銀河)と26%のダークマター,72%のダークエネルギーからなると言われる根拠がこの画像の解析結果である,という話です(参考 → ハッブル・ルメートルの法則とフリードマン宇宙の理解について)。この全天図(モルワイデ図法)を地球儀のようにしたものが,最近の日経サイエンスで「三体」の特集で解説されている須藤靖先生(宇宙論)の写真に出ていたのでほしくなりました。表面が破れた直径30cmの地球儀(プラスチック製)があったので,いろいろネット上で探してみると,正距円筒図法の地図を地球儀の舟形の形に変換してくれるサイトとNASAのlambdaというページにWMAPのメルカトル図法のものがダウンロードできるサイトにたどり着き,学校のポスターサイズのインクジェットプリンターで,サイズを合わせ半日ほどで作ってみました。実際には表面がシワだらけになっていますが,遠目には十分(そもそも温度揺らぎのまだら模様なので)かと思います。直径10cmくらいなら家庭用のプリンターでもできるので,試してみてはいかがでしょうか。舟形の画像を,地学教材に→ こちら に載せておきます。

直径30cmになると,A1サイズにプリントアウトしないとできない。

地学巡検

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