火山噴出物の特徴に、火山ガスの発泡による軽石や火山弾の断面の構造(気泡を含む)があります。この様子を実験的に再現するのに、カルメ焼つくりはとても最適です。カルメ焼の方法(失敗しない)を説明します。
用意するもの:お玉(百均のもので十分),棒温度計(200℃まで測れるもの),ストップウォッチ,割りばし,計量はかり
材料:上白糖40g,卵白少々,重曹3g,水15g(大さじ1)
①重曹卵をつくる
茶碗に卵白を小さじ半分くらい入れ,重曹3gを加えてよくかき混ぜる ※ 硬さは,シャーベットのように。
出来た重曹卵は,割り箸(割らずに使う)の反対側にすくっておく
②お玉に,上白糖40gと水15cc(大さじ1)を入れて,火にかける
③砂糖が溶けて沸騰してくる,温度計でかきまぜながら温度を見る
④110℃を過ぎたら,火をすこし弱火にする
⑤125~130℃になったら(激しく泡立っている)火からおろす
⑥乾いたふきんの上にお玉を置いて,30秒待つ
※泡が小さくなり、粘りが出てくる
⑦割り箸の重曹卵を入れて,一気にかき混ぜる(15秒間続ける)
※粘りけで,底が見えるようになる
⑧まぜるのを止めて,割り箸をはなして様子を見る
⑨膨らんでくる=成功
⑩3~4分冷えるのを待つ
⑪弱火にかけてお玉と底の砂糖をとかして,お玉からカルメ焼きを外す
※かき混ぜには温度計を使います(実験的には良くないが)。温度計を割らないようにすることと、火傷に十分な注意が必要です。