産総研地質調査所の高橋雅紀さんによる、日本列島の300万年前からの東西圧縮変動を説明するアナログ模型を作成してみました。この考えのポイントは
- およそ300万年前にフィリピン海プレートの運動方向が北向きから北西寄りに変わったこと
- それによって、日本海溝と伊豆小笠原海溝はトランスフォーム断層で断裂が起きることが想定されるが、太平洋プレートは世界で最も厚くかたいので、破断することはなく、またその事実もない。
- したがって、伊豆小笠原海溝と日本海溝は連続したまま西に動くことになる。海溝が移動するので、
- 300万年前から東北日本をふくめ日本列島は東西方向の圧縮場となり、中部山岳や東北地方が隆起した。
となります。プレート断裂モデル①と、伊豆小笠原海溝と東北日本をスリットにつなげたモデル②で比較します。模型は、高橋さんのホームページに作り方と型紙のpdfファイルがありダウンロードできます。
アニメーション動画です。
太平洋プレート断裂モデル
日本海溝移動モデル