いっかくじゅう座には,バラ星雲とよばれる散光星雲がよく知られていますが,その北側にも赤いHα領域が続いていてその中にNGC2264 という星団があり,クリスマスツリー星団と呼ばれています。青や赤の星雲や複雑な暗黒部をまとっており,ぼんやりとした三角形と星の飾りをクリスマスツリーと見立てています。ツリーの先端にコーンの形の暗黒星雲がみられ,これをそのままコーン星雲と呼んでいます。通常の上下(南北)をさかさまに表示してツリーに見立てます。距離は2400光年だそうでツリーの長さは20分ほどですから,高さは10数光年ということになります。時期になると大きなツリーが話題になりますが,大きさではかなわない宇宙のクリスマスツリーでしょうか。左上のほうに小さな楔形の星雲がありますが,これはハッブルの変光星雲というものです。
クリスマス星団の隣には,カタツムリ星雲とよばれる青色の反射星雲があり,昨年導入したAscerACL200で撮ってみました(2021年11月)。この画像をSNSで友人にも見てもらったところ,画像処理がまだ足りない,と修正してくれました。下のが私ので比較してみてください。処理の方法など,まだまだ,修行が足りないようです。
冷却CMOSカメラだと,こんなに写るのかと自分でも驚いた1枚。以前の一眼レフ(EOSkissX5)には,もうもどることができなくなりそうです。
いっかくじゅう座にあるNGC2264(カタログナンバー)を構成する領域で星団と星雲が一緒になっています。メジャーなバラ星雲などより露出時間がかかりますが、形や光がきれいな対象だと思います。