撮影鏡筒を新たに購入しました。30年もののPentaxED75HFを処分(ヤフオク)して,近年では評価の高い中華製のAskerFMA400を導入,9月に届いたのですが,ようやく10月の新月期にファーストライトでやはりアンドロメダを撮りました。ED75に比べて抜群にシャープな星像に驚きました。強調処理でも星が肥大せず,星雲部分だけの処理でこれだけ出せるのは初めてのことです。今までの撮像対象を更新していく作業が当分続きそうです。また,秋の天の川沿いの淡い天体の長時間撮影に挑戦してみたいと意欲が出てきました。

カメラASI2600MCPゲイン100
3分30枚,Pixinsight,PhotoshopCSで画像処理
山梨県富士河口湖町
2020年11月に,さらにAPS-Cサイズの冷却CMOSカメラを購入し,前から使っていた口径75㎜の屈折とレデューサー(焦点距離371㎜)で今までの一眼レフで撮影した対象を更新し始めました。手始めは,何といってもアンドロメダ銀河。というわけで,本当に今までのは何だったのかと思うようなショットです。望遠鏡は同じでもセンサーによって,これほど違うとは考えてもいませんでした。画像処理の方もPixinsightnという有償のソフトにして色合わせやかぶり処理などに再現性があり,ノウハウが蓄積できてストレスが減ったようにおもいます。

180秒×20 総露出60分 IDAS HEUIB-II
静岡県富士宮市朝霧アリーナ駐車場
上は,焦点距離500mmで撮影したものです。M31は短時間露出でもよく写るのですが,中心部と周辺部の光の強度差が大きいので,画像処理が難しいと感じていました。
画像処理によって、星の数を減らし、また小さくしたもの。
何度も撮り直したり,処理しているM31。2017年ころはこれがベストでした。