はくちょう座にある超新星残骸NGC6992-5という天体、別名ベール星雲とか網状星雲とよばれています。2年ぶりに南側(左)の部分も一緒に入れた構図で撮影しました。
2017年に撮影した,北側部分。漏斗状の部分はピッカリングの三角形と呼ばれている。
はくちょう座は赤緯が大きく,春から秋ぐらいまで長い期間の撮影が可能です。とはいえ,5月~9月は天候が安定せず,新月期の週末に晴れることはまれで,網状星雲はなかなか撮影機会に恵まれませんでした。2021年もオリンピックとコロナの騒がしい世の中でしたが,台風一過の8月10日に,晴れそうだった茨城県太子付近まで遠征して撮りました。
冷却CMOSカメラで初めての撮影でしたが,雲晴れてきた夜半過ぎ薄明までの1時間(5分10枚=50分)ほどしか露出できませんでした。リベンジできると良いのですが。