昨年導入したFMA400(D72mm fl400mm)で,クラゲ星雲IC443とその北東側に広がるSh2-249というガス雲を撮影しました。2時間40分露出で,淡い星雲まで出すことができました。二つの明るい恒星は,ふたご座のμ(テジャト左)とη(プロプス右)という3等星です。前にも書いたように,クラゲの色形はあまり好きになれないのですが,全体で見れば,青い星の周りの星雲も加わってにぎやかな構図になりました。
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ASI2600MCP,GAIN100-20℃,5分30枚
Pixinshight,BXTerminater,PhoshopCSで画像処理。
撮影地:長野県伊那市高遠町
APS-CサイズのCMOSでふたご座の散開星団M35と,散光星雲NGC2174(通称モンキーフェイス星雲)の三つを入れた構図です。クラゲ星雲の東側にさらに淡い星雲が広がっていて,ここまで含めてあぶりだしている方もいます。
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2021年10月3日,03h40m~,AskerACL200,
ASI2600MCP,5分10枚,Pixinsight,PSで画像処理
撮影地:山梨県小淵沢町下笹尾
IC443,通称クラゲ星雲。赤いので水素ガスの散光星雲のようでもありますが,複雑な構造から超新星残骸と考えられているそうです。形がまさにクラゲで,ゆらーりした形はユーモラスですが,赤の色合いと形のコントラストがあまり好きになれない対象です。