2022年5月に20㎝ニュートン反射(BKP200)を導入して,改造やメンテナンス(ドローチューブ切断とか主鏡のマスク付けなど)をし,オフアキシスガイドも安定してできるようになって,ようやく春の銀河シーズンに近づいた12月末に撮影したM81と82です。BKP130に比べて解像度も上がった気はしますが,M82の赤いジェットをもっと鮮明にするには,さらに露出時間が必要かと思います。天文関係では年末に話題となった画像処理プロセス(Deconvolution)にBXTを使用しました。
BKP130(13cmニュートン反射)とCMOSカメラ(ASI533MC)でようやく撮影できたので,以前のものと比較してみてください。やはりHEUIB-Ⅱフィルターで,M82のジェットや,M81の星形成領域(赤ポチ)がよくでました。露出時間は5分20枚(1時間40分)です。
2019年12月,撮影機材を75mmの屈折望遠鏡から,口径13cmの反射望遠鏡に変えました。その2回目の遠征で撮影したのが次の画像です。M82 は爆発銀河と呼ばれていて,そのガスが赤く上下に吹き出す様子が特徴ですが,HEUIB-Ⅱフィルターの効果が良く出て見えるようになりました。M81の渦の腕の具合も口径が大きい分はっきりしたようです。
おおぐま座の系外星雲(銀河)M81とM82
銀河のなかで,最も有名なM31 の次に大きく明るいのがたぶんこのM81(右)とM82(左)だと思います。M33も大きいのですが,天体写真として写りが良いのはこちらだと思います。口径75㎜ではこのくらいが限界ですが,拡大して撮影してみました。2018年1月13日