超新星残骸または星の質量放出の後に残ったガスがただよって見える惑星状星雲。これらは星の劇的な最期の姿なので,天体写真としても見ごたえがある対象ですが,視直径が小さいため見栄えのあるものは少ないのです(機材をワンランク上にしないと難しい)。今回なんとか,それらしいのを撮影しました。青く二つの目玉がフクロウに似ているので,フクロウ星雲の名称があるM97 と近くにあるM108銀河のツーショットです。M97は距離数千光年ですが,M108は数千万光年のかなたの天体です。
フクロウ星雲(M97)を20㎝ニュートン反射で撮影しました。
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BKP200fl903mmF4,ASI533MCP
gain100-10℃,3分20枚
富士河口湖町にて撮影
おおぐま座あたりは銀河系からの窓のようにたくさんの銀河が見えています。アノテーションをつけたもの。
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